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世界とつながる

「この地球に自分のために一枚の絨毯を作ってくれる人がいる」


オーダーをいただくと、お客様へ確認させていただくデザインシートを作成し、ご確認いただいた後、モロッコやネパールの現地工房へ発注するためのシートを作ります。
お客様の注文を受けてそこから一枚一枚織っていきます。

いい絨毯を作ろうと日々本物のものづくりに向かい工夫を続けている作り手がいて、
私たちの暮らし中に質の良い絨毯を敷くことができます。

日本に届くまで商社などを通さず、直接現地の工房と繋がって制作をしているので、一般的な輸入絨毯の価格に含まれる中間マージン部分がないことにより、高品質を保持しながら価格を抑えることが可能となっています。

GOSHIMA絨毯はオーダーメイドの絨毯です。
お客様の「作る」という意思があってものづくりが始まります。

オーダーメイドで作る絨毯の面白いところは、オーダーをした使い手とオーダーを受けた作り手の時間の共有から一枚の歴史が始まることです。制作期間は約4ヶ月。待つ人、作る人、それぞれの人生の中に、それぞれの4ヶ月が含まれていきます。

想像をしてみましょう。

GOSHIMA絨毯「百花万華」のオーダーを受けて作ってくれるのは、ネパールの人々です。日本とネパールの間には3時間の時差があります。

私たちが「お昼にしましょうか」と言っている頃、
ネパールの人たちは空の下で糸を染めたり洗った絨毯を乾かしたりしています。
私たちの国に陽が沈む頃、
ネパールの人々は、まだまだ織り機に向かって無心に織り続けています。

4ヶ月という月日は、ちょうど一つの季節が次の季節へ変わる頃。

秋の頃のオーダーは幾色にも染まる大地の景色の中で冬の終わりに完成し、
冬の頃のオーダーはたくましく寒さを越えて春の終わりに完成し、
春の頃のオーダーは生命力溢れる風に吹かれ夏の終わりに完成し、
夏の頃のオーダーは太陽の強い陽の力を含んで秋の終わりに完成します。
ともにそれぞれの国でそれぞれの季節を巡り、二つ先の季節に日本へ運ばれて来ます。

毎年変わらず咲く春の桜を見て思うことがあるように、オーダーをした季節、届いた日、作り手とともにあった4ヶ月は毎年何か大切なことを思い出すきっかけとなることでしょう。